この小さなダブルルームはひとり旅の方々に愛されています。

 

　外を眺めると、昔のような人力車が通る光景はありませんが、活気ある雰囲気はそのまま。窓から差し込むやわらかな自然光と木製のブラインド、ソファコーナーは瞑想をするのにぴったりの場所です。

 

　オレンジ色のシングルソファに座り、ゆっくりと目を閉じてみてください。

 

レコードプレイヤーから流れてくるビル‧エヴァンスの「One for Helen」を聴くと、一九六八年のモントルー‧ジャズフェスティバルにいるような気分になります。傍らには台湾のエッセイスト舒國治の本。古き良き台北にショートトリップしたような気分を味わえます。

 

この部屋で一日中ゆっくりとすごしてください。